レンタルサーバーを借り、独自ドメインをゲットし、WordPressをインストールしてテーマを設定。
いよいよコンテンツ作りの始まりです。
でもその前に!!
初心者でも絶対に入れておいた方がいい「プラグイン」というものがあります。
プラグインとは、WordPressに後付けでいろいろな機能を追加できる「オプション装備」に当たります。
「所詮オプションなんだし、デフォルトのままでいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、実際WordPressをデフォルトで使うには不便すぎるのです。
むしろ、入れておくべきプラグインを入れておかないと記事制作が不便になるどころかSEO対策すらままなりません。
せっかくの良コンテンツもプラグインを入れていなかったばっかりにアクセスが集まらない、なんてことも起こり得ます。
今回は、おすすめのプラグインをレベル別・系統別で厳選して紹介していきたいと思います。
絶対に入れておくべきプラグイン(重要度★★★)
SEO/アナリティクス系
Google XML Sitemap
いわゆる「クローラー向けサイトマップ」。
Googleなどの検索エンジンにある「検索ロボット(クローラー)」は、定期的にWebページを巡回して新しいサイト・記事を自身のデータベースに保存していきます。
裏を返せば、自分が新しい記事を更新しても、クローラーが来て記事をデータベースに登録してくれるまで検索結果に表示されない、ということになります。
Google XML Sitemapプラグインを導入・設定すると、クローラーに効率よく自サイトを巡回させ、新記事を短時間でデータベースに記録してもらうことができるようになります。
検索結果に自分の記事が表示されるのとされないのとではアクセス数に雲泥の差が出ることは明らかです。
特にトレンド系記事を書く場合などは、早さが何より重要ですからこのプラグインが非常に生きてきます。
Google XML Sitemapの詳しい解説や導入・設定方法は、以下のリンクをご覧ください。
All in one SEO Pack
無料で超多機能、ブログ運営で一番面倒な「SEO対策」をこのプラグイン一つでこなしてくれる超優秀プラグインです。
初心者から上級者まで、入れておかなくては始まらないレベルのプラグインです。
検索結果に表示される、「タイトル」「メタディスクリプション」といったアクセスに直結する内容の設定、ブログ運営で必須と言われる「ウェブマスターツール」「Googleアナリティクス」との連携設定、Twitter・FacebookなどのSNSとの連携設定などが行えます。
このプラグインなくしてブログは成り立ちません。絶対に入れておきましょう。
PubSubHubbub
妙な名前のせいで一見どんなものか分からないですが、このプラグインは「インデックススピード」を劇的に早めてくれます。
先ほどGoogle XML Sitemapのところでも述べた通り、迅速なデータベースへの登録(インデックス)はアクセスを集めるためには必要不可欠です。
なんと記事更新から数分でインデックスが可能なため、SEOに非常に効果があります。
ついでに「パクリサイト」対策にもなる便利プラグインですので、入れておきたいプラグインです。
記事作成系
TinyMCE Advanced
私の記事でも多用していますが、文章を太字にしたりアンダーラインを引いたり、あるいは文字サイズを大きくしたり、背景色をつけたり・・・。
このような文章の装飾はすべて「TinyMCE Advanced」プラグインがあってこそなせる業なのです。
このプラグインの何が優秀かというと、「HTMLタグの知識が全く必要ない」ということです。
TinyMCE Advancedプラグインを導入しない場合、太字化や文字サイズ変更、色付けなどはすべて「HTMLタグ」を直接入力する必要があります。
HTMLを熟知していない人にとってHTMLの直接入力は苦行そのものですし、当然作業効率も落ちます。
また、HTMLを入力する際はテキストエディタでないといけないことからビジュアルエディタを普段使っている人にとってはなおさら面倒臭いのです。
このTinyMCE Advancedプラグインは導入・設定すればビジュアルエディタでボタンを押すだけになります。
初心者にとって、このプラグインを入れない法はありません。
詳しくは下記リンクをご覧ください。
BackWPup
記事を書いているとき、突然のダウンでデータが飛んでしまう、ということは意外と起こります。
これが記事一つならまだいいですが、万が一サーバーやWordPressのデータベースに不具合が生じて記事すべて、あるいはブログすべてが吹っ飛んでしまったら・・・。
考えるのも恐ろしい状態になりますね。
これを防ぐためには、バックアッププラグイン「BackWPup」を導入します。
サーバー上のデータ、データベース上のデータを周期を設定して自動でバックアップさせることができる優秀なプラグインです。
これさえやっておけば、いざという時にも対処できます。
コンテンツ・ブログが消えてしまうというのはまさに死活問題ですから、このプラグインは必須といえるでしょう。
詳しい導入・設定方法はこちらをご覧ください。
見やすさ/利便性向上系
Lazy Load
画像量が多い記事や固定ページは、WordPressのデフォルト設定だと全画像をまとめて表示しようとしてしまいます。
画像数が多ければ多いほど、表示速度が遅くなることにつながります。
表示速度が遅いと、訪れてくれた訪問者は「何だこのサイト、全然見れないじゃないか」といってブラウザバックしてしまう可能性が出てきます。
これは非常にもったいないですね。
Lazy Loadを導入することで、この問題を大きく改善することができます。
画像を順次ダウンロードすることで、表示速度を大きく向上させます。
詳しくはこちらをご覧ください。
EWWW Image Optimizer
記事のデータの中で一番容量を食うのは「画像データ」。
画像の数が多ければ多いほど、画像サイズが大きければ大きいほど、記事データは大きくなり表示速度などサイトのパフォーマンスに悪影響を及ぼします。
EWWW Image Optimizerというプラグインは、新しく投稿した記事に含まれる画像ファイルを自動で圧縮してくれます。
これにより大幅に画像データ容量を減らすことができます。
また、このプラグインを入れる前に投稿した記事の画像も一括で圧縮する設定もあり、利便性がとても高いうえ非常に効果のあるプラグインとなっています。
詳しくはこちらをご覧ください。
PS Auto Sitemap
クローラー向けサイトマップとは違い、実際に自分のブログを訪れてくれる「訪問者」のためのサイトマップを簡単に作れるプラグインが、「PS Auto Sitemap」です。
訪問者の目当ての記事や関連記事を、本の目次のように見やすくすることで、訪問者の利便性向上やブログの滞在時間を長くすることができます。
詳しくはこちらからご確認ください。
導入を強く推奨するプラグイン(重要度★★)
SEO/アナリティクス系
Ultimate Google Analytics改
ブログ運営では欠かせない存在である「Googleアナリティクス」を、より正確に運用できるようにしてくれるプラグインです。
このプラグインを導入すると、Googleアナリティクスのアクセス数集計に「自分のアクセス」が入らなくなります。
つまり、自分のブログに対してより正確なデータを得られるようになるのです。
詳しくはこちらをクリックしてください。
Broken Link Checker
これはブログの運営期間が長くなればなるほど有用性が増してくるプラグインです。
記事を書いていく中で、「外部リンク」を貼る機会があると思います。
この外部リンクというのは少し厄介なもので、リンク先が自分の管理する記事ではないために「記事が消えている・サイトが消えている」といったことが起こる可能性があります。
これはブログ的・SEO的にあまりよろしいことではありません。
というのも、訪問者がリンク先に飛ぼうとしたらリンクが切れていてページが閲覧できないと「このブログ役に立たないなぁ~」と思われ、訪問してくれなくなるかもしれないからです。
加えて、ブログ運営期間が長くなってくると記事数も増えていくため全てリンクの確認をすることは不可能に近い状況になります。
Broken Link Checkerでは、こういったリンク切れを全記事自動で検索してくれる便利なプラグインです。
詳しくはこちらからご覧ください。
記事作成系
AddQuicktag
たいていの文章装飾などは「TinyMCE Advanced」でできます。
一見TinyMCE Advancedの下位互換のように思えますが、AddQuicktagの有用性は、「TinyMCE Advancedにないコード」であったり「定型文」をボタン一つで呼び出せるという点にあります。
長い定型文などをいちいち打ち込んでいると相当な時間と労力が失われます。
AddQuicktagを用いることで、記事作成時の時間短縮を行うことができます。
詳しくはこちらのリンクからご覧ください。
見やすさ/利便性向上系
Head Creaner
これはEWWWやLazy Loadのような「サイトをサクサク見れるようにするため」のプラグインですが、これはサイトの中で大きな容量を食っている“ソース(CSS、javaScriptなど)”を最適化するプラグインです。
詳しくは以下リンクからご覧ください。
Table of Contents Plus
これは記事の見やすさに一役買ってくれるプラグインです。
この記事の冒頭文直後にもある「目次」の部分を自動的に作ってくれるプラグインがこのTable of Contents Plusです。
見出し2、見出し3などの見出しの大きさ応じて目次の見栄えを調整してくれるので非常に便利なプラグインです。
詳しくはこちらから。
Contact Form 7
ビジネス目的のサイトを運営するなら必須ともいえる「問い合わせフォーム」。
これをプラグインなしで1から作ろうとすると、HTMLなどの非常に専門性の高い知識を持っていなくてはいけません。
Contact Form 7は、設定項目を設定するだけでHTMLの知識がなくても簡単に問い合わせフォームを制作することができます。
詳しい設定方法などはこちらからどうぞ。
Akismet Anti-Spam
これもブログを長く運営していくと出てくる問題ですが、アクセス数が増えるにつれてスパムコメントの量も増えていきます。
かなりの数のスパムコメントが来るとブログ運営上さすがに邪魔ですよね。
これを大幅に削ってくれる便利なプラグインが、「Akismet Anti-Spam」です。
WordPressの系列が作るプラグインで信頼性が高く、またスパムコメントに対する効果も抜群です。
さらに利便性が上がるプラグイン(重要度★)
SEO/アナリティクス系
WP Copyright Protection
世の中には悪い人がいるもので、他人の書いた記事を自分のもののように丸パクリし、それに広告収益を付けると言った酷いことが実際に起こり得ます。
盗作に関しては前述したインデックススピードを上げるプラグインを入れていればかなりの対策になります。
Googleのようなロボットは基本的に「インデックスが早いほう」を本物と認識するので丸パクリモノであれば大体はつぶしてくれます。
しかし、文章をコピー&ペーストし、ちょっとだけリライトしたものなどは意外とGoogleの目をすり抜けてしまうことがあります。
こういった被害を防ぎたいとき、WP Copyright Protectionは非常に便利なプラグインです。
しかし、このプラグインを使うとデメリットも発生するため使用するブログは限られます。
詳しくは以下リンクからご覧ください。
WP Copyright Protectionとはまた違った「盗作防止」のプラグインです。
Yoast SEOは、All in one SEO Packのように様々なSEO対策ができるプラグインです。
初心者やSEOにそこまで精通していない人にとってYoast SEOはやや難しいため、SEO対策プラグインとしてはお勧めしていませんが、このYoast SEOにはRSSの設定ができる項目があります。
この設定により、RSSフィード内に自分の署名ができるため、盗作の防止につなげることができます。
All in one SEO Packを利用している場合は、このRSS設定のみYoast SEOを使いましょう。
RSSのことなどの詳細については以下リンクからご覧ください。
記事作成系
Speech Bubble
記事を進行していく際、“LINE”や“Facebook”のメッセージのような「吹き出し」を挿入できるプラグインです。
記事にアクセントを加えられるので、訪問者の滞在時間向上に役立てることができます。
設定方法や種類など、詳しくはこちらからご覧ください。
TablePress
料金の比較や、スペックの比較をする際、「表」があるのとないのとでは分かりやすさに大きな違いが出ますよね。
分かりやすい記事は当然訪問者が長くいてくれるわけですから、分かりやすいに越したことはありません。
TablePressは、比較表を作る際にとても重宝します。
非常に簡単な設定で表が作れてしまうので、比較をよく行うブログでは非常に有用なプラグインです。
詳しくはこちらをどうぞ。
Crayon Syntax Highliter
このプラグインは主にテックブログを運営している人向けです。
コードをそのまま記事に貼り付けると、かなり見にくい状態になってしまいます。
Crayon Syntax Highliterを導入すると、ソースコードが非常に綺麗に表示され、コピーなど訪問者の操作性も向上します。
詳しい導入方法はこちらの記事にあります。
見やすさ/利便性向上系
Post Expirator
トレンドブログなど「時事性がある記事」は、ずっと最新トレンドカテゴリにあると訪問者が混乱しやすくなります。
Post Expiratorは記事を公開する期間を設定でき、期間終了後は別カテゴリに移したり非公開にしたりできます。
これにより新しい記事、過去記事を分けることができるため訪問者が分かりやすいブログになります。
使い方や導入方法はこちらからどうぞ。
Disable Post Revision
記事の制作において、不測の事態はつきものです。
急な停電でパソコンが落ち、2時間かけて書いていた記事が飛んでしまった、なんてことも起こり得ます。
これを防ぐためWordPressには「リビジョン機能」というものがついています。
リビジョンを自動で行ってくれるのでいざという時頼もしいのですが、記事数が増えていくと使わなくなったリビジョンデータが大量に残り、これがもとでデータを圧迫してしまいます。
この「使わなくなったリビジョンデータ」を消してくれるプラグインがDisable Post Revisionです。
詳しくはこちらをご覧ください。
まとめ
今回は、おすすめプラグインを順番に紹介してきました。
最低限「絶対に入れておくべきプラグイン(重要度★★★)」のプラグインは入れておくと、記事のクオリティやアクセス数の向上に大きく貢献します。
是非参考にしてみてください。